モンドセレクション 最高金賞の謎
スポンサードリンク
先週は出張でバタバタしておりまして。
特に出張先で遊んだり美味しいもの食べたりするわけでもなく、日中の営業活動が終わるとホテルに戻ってひたすら残業をするだけなので、全く楽しみなんてありません。
もちろん社畜なので地域内最安値のビジネスホテルに泊まります。
そんなつまらない出張先で見つけたこれ。
あー、変わった形の蛇口ですね。
って違う。
そこじゃない。
もうちょっと上を見てください。
拡大しました。
この水道水は、
モンドセレクション 2013
最高金賞を受賞しました。
え???
いやいや、こんな薄汚いビジネスホテルの水道水なんて飲む気ねーよ!!
モンドセレクションとは
何度か「モンドセレクションは胡散臭い」というニュースや記事を見た記憶があります。
改めて調べてみました。
設立は1961年 。
優秀品質の国際評価機関としてベルギーのブリュッセルに本部を置いています。
審査カテゴリーは以下。
・スピリッツ 並び リキュール
・ビール、水 並び ソフトドリンク
・食品
・ダイエット 並び 健康製品
・化粧品 ならび トイレタリー製品
・OIV後援 インターナショナル・ワインコンテスト
そして公式HPに2015年の結果が数字で出ていたので、わかりやすくグラフ化してみました。
モンドセレクションの受賞率
Otherは選外。
応募商品のうち、88%が受賞していますね。
金賞以上は58%です。
つまり6割近くが金賞以上を受賞できるようです。
モンドセレクションは日本だけ?
次はこちら。
受賞商品を地域ごとに示しています。
お膝元のEuropeをはるかに凌ぐ、Asiaの数!
これほとんどが日本らしいのです。
噂では半数以上が日本だとか。
公式サイトには国ごとではなく地域ごとにしか記載がなかったので、正確な数は判断できませんでしたが、確かにグラフを見た限りそのようにも捉えられます。
応募費用
例として「食品」カテゴリの応募要項を確認したところ、
• 1150ユーロ ⇒ スピリッツ&リキュール / ビール、水およびソフトドリンク / 食品
• 1200ユーロ ⇒ ダイエット&ヘルス / 美容製品 /タバコ
とありました。
1ユーロは2016年3月19日現在、約125円程度なので
審査に14万~15万円必要
ということです。
しかし企業としては
モンドセレクション金賞受賞!
と書けば売上が増えるんでしょうし、
そういったブランドイメージを日本で作り上げたモンドセレクションの勝ち
ということでしょうかね。
私はこの『 下関市長賞 』を受賞した雲丹醤油をお勧めしますねw
最後に
汚いビジネスホテルの水道水に『モンドセレクション最高金賞』と貼られていて驚いてしまいましたが、よく調べると受賞したのは「富山市の水道水」のようです。
「水道水をこんなにしっかり管理して、こんなに美味しいのはすごい」ということかもしれません。
そうであっても、あのビジネスホテルがモンドセレクションを語るのは逆効果だと思いますよ!!w