名誉社畜ブログ

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マスコミの洗脳。日本人は決して働きすぎではない

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どうも社畜です。

相変わらず激務しています。

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今朝の記事がはてなブックマークに取り上げていただき、嬉しいことに多くの方に読んでもらっています。

 

私は理系人間なので社会に対して発言できるほどの知識もないのですが、この機に便乗してもう一つ私の感じていることを書かせていただきます。

 

 

自分がブログを書くようになってから、よく色んな方のブログを読むようになりました。

その中で前回記事にも書いたとおり、日本に対しての不満を爆発させている方を多く見ます。

さらに「日本人は働きすぎ、日本最悪」といった内容を何度も目にしてきました。

 

 

これ、本当にそうなんでしょうか。

 

ウチは本社が米国なので、米国本社に転勤になる同僚も多いです。

その同僚たちと話す機会があり、そっちはどう?と聞くと「楽しいけど、休みが減った」と口をそろえて言います。

 

たしかに海外の人間とミーティングをする際に、時差を考慮して私が深夜に参加することもあれば、逆のケースもあります。

また時差を考えると明らかに深夜の時間にメールを返してくれることもあります。

アメリカ人はみんな17時になると家に帰って家族と一緒にパーティをしている、というわけではなさそうです。

 

ということでちゃんと調べてみました。

今回は比較対象をアメリカとしています。

 

祝日

日本は年間15日間あります。

これはなんと世界3位の多さ。

アメリカは一般的に10日間とされています。

 

夏休みと冬休み

日本では多くの企業が夏休み(お盆休み)と冬休み(年末年始)を設けています。

一方でアメリカではあまりそのような概念がありません。

有給を使って人それぞれ好きなタイミングでバケーションをとっています。

 

その他休暇期間

結局前述の祝日に該当しますが、日本ではゴールデンウィークがありますね。

アメリカでは感謝祭のシーズンにお休みをまとめて取る人も多いです。

しかしこれも有給を使ってです。

有給取得率

welove.expedia.co.jp

こちらの記事にあるとおり、有給取得率はアメリカの74%に対して日本はわずか50%。

こういった数字はよくマスコミが強調して紹介してますよね。

しかし日数で見るとアメリカの14日に対して日本は10日とあります。

つまり先ほどの祝日の差とほぼ同等となります。

 

むしろこの記事にある最も興味深いポイントとして、『日本人は休むことに罪悪感を持ち、仕事のことが頭から離れない状況となりがち』のようです。

ここは国の文化や風土として根付いてしまっているのかもしれませんが、改善の余地が大いにあると思います。

私もオンオフの切り替えが苦手なので、どうしても心身に負担がかかっているように思います。

 

残業時間

こちらに経済協力開発機構(OECD)の統計分析がありました。

http://stats.oecd.org/index.aspx?DataSetCode=ANHRS

これを見ると、日本よりアメリカのほうが残業時間が長いことがわかります。

 

(↑最近読んだ本。さくさく読めて、ためになるエピソードがたくさんありました。)

 

ちゃんと調べてみて、やはり私の同僚たちが言っていることは概ね正しいように思えました。

彼らは相当ハードに働いています。

ヨーロッパと比較するとまた別の結果になると思いますが、自由の国アメリカは日本と同じくらい、またはそれ以上に働いていることがわかります。

 

そして当たり前ですが日本人やアメリカ人の中でも働きすぎている人もいれば、まったりしている人もいます。

日本人が働いていないと言いたいわけではありません。

そんな私も月120時間は残業しています。

いわゆる過労死ラインは軽く突破しています。

結局のところ日本とかアメリカとか抜きにして、自分働きすぎだよなぁ、と思っていますw