【名著】 僕は明日もお客様に会いに行く。
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皆さんは本を読みますか?
私は幼少期から全く本を読まない人間でした。
恥ずかしながら漫画とゲームの攻略本くらいですかね。
今でも小説は全く読みません。
ですが社会人になってから、ビジネス書の類はかなりの数を読んでいると思います。
iPhoneにKindleのアプリを入れて隙間の時間を使っています。
でもこの手の本って、当たり前な綺麗ごとを並べたクソみたいな本も多いんですよね。
そんな中でつい昨日、会社の先輩に紹介されて素晴らしい本に出会いました。
ビジネス書と小説の間みたいな本、というか普通に小説というべきなんですかね。
Amazonでもほとんどの方が★5としていますね。
私ももちろん★5をつけたいと思います。
主人公である若手営業マンが、トップ営業マンに1ヶ月間指導を受け、成長していくというわかりやすいストーリー。
その成長物語を通して、『本当に必要なものは何か』ということを気付かせてくれます。
自己啓発本でもなく、営業テクニックが書かれている本でもない。
この本のテーマはあくまで「人」だと思います。
非常に難しいテーマなのですが、ありきたりな言葉ではなく『物語』で読むことで すんなりと心に入っていく、そんな感じでした。
個人的には営業じゃない方にこそ、この本を読んで欲しい。
例えばエンジニア。
付き合いのある営業マンがどんなことを考えているか、社会的にどんな役割を担っているのか、どうすれば win-win の関係を築くことができるか。
これを知ることはすごく大事だと思うんです。
私も営業をしていて『この人もっと上手く営業を使えばいいのになー』と思うことがしばしば。
営業も「人」ですからね。
上手く乗せて、上手く使えばいいんですよ。
『どんな人もその人なりの物語を持っている。その物語の中に少しだけでもいいから自分たちが入らせてもらって、物語をさらに素敵にしていけたら最高だよね。』
冒頭に書いたとおり、ビジネス書で『当たり前のことを綺麗ごとで書いている本』にうんざりしていました。
けどそれは結局臭い物に蓋をしていただけというか、子どもの頃にただ「勉強しろ」とだけ言ってくる親に反発していたような、そんな感じだったのかもしれません。
そして改めてこの本で初心に帰ることができました。
こういうのって、人から直接口で言われても真っ直ぐ受け止められないし、テクニックとして紹介されても消化できないんですよ。
私は性格が捻くれているので特に。
それがこの本ではいい距離感を保った上で、心にゆっくりと染込ませてくれる、そんな感じでした。
よーし、仕事頑張るぞ!!!